株式会社アイ・ティ・アール(ITR)は6月28日、国内のCSIRT構築運用支援サービス市場規模推移および予測を発表した。CSIRT(Computer Security Incident Response Team)は、社内システムにおけるセキュリティ監視、インシデントの原因調査・分析、対応策の策定・実施などを行う専門チーム。国内CSIRT構築運用支援サービス市場の2017年度の売上金額は72.3億円で、前年度比18.7%増と順調な伸びとなった。近年、セキュリティインシデント発生時に迅速な対応を実現するため、自社でCSIRTの専任者を配置できるリソースを持つ大企業を中心に、同サービスの需要が高まっている。このことから、2018年度も同14.4%増と引き続き好調な伸びを見込んでいる。また、2020年度には101億円、2022年度には113億円に拡大するとみている。