NECは、送信ドメイン認証(DMARC)に対応した、統合型システム「Application Platform for なりすましメール対策」を提供開始したと発表した。
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日本電気株式会社(NEC)は6月26日、送信ドメイン認証(DMARC)に対応した、統合型システム「Application Platform for なりすましメール対策」を同日より提供開始したと発表した。インストール・初期設定済みのExpress5800サーバを提供する「基盤セットモデル」は350万円、初期設定済みのVMイメージを提供する「仮想環境向けモデル」は230万円(ともに税別、500アカウントごと)。同社は今後1年間で20万メールアカウントの販売を目指す。
同システムは、米Cloudmark社製メールセキュリティソフトウェア「Cloudmark Security Platform for Email」をアプライアンス化したもの。メール通信経路の暗号化技術(STARTTLS)に加え、複数の送信ドメイン認証技術(SPF/DKIM/DMARC)にも対応したセキュアなメール送信が可能となる。DMARC認証を導入している企業・組織間であれば、今まで対策が難しかった受信時に認証NGとなったメールの制御が、送信側の指定ポリシーに従って可能となる。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》