iOSアプリ「ANA」に通信内容の取得や改ざんなどが行なわれる脆弱性(JVN) | ScanNetSecurity
2024.03.19(火)

iOSアプリ「ANA」に通信内容の取得や改ざんなどが行なわれる脆弱性(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、全日本空輸が提供するiOSアプリ「ANA」に、SSLサーバ証明書の検証不備の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月11日、全日本空輸株式会社が提供するiOSアプリ「ANA」に、SSLサーバ証明書の検証不備の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは4.8。NTTコミュニケーションズ株式会社の東内裕二氏が報告を行った。

iOSアプリ「ANA」バージョン 4.0.22 およびそれ以前には、SSLサーバ証明書の検証不備の脆弱性(CVE-2018-0611)が存在する。この脆弱性が悪用されると、中間者攻撃(man-in-the-middle attack)による通信内容の取得や改ざんなどが行なわれる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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