独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月29日、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)が提供する「フレッツ・ウイルスクリア 申込・設定ツール」および「フレッツ・ウイルスクリアv6 申込・設定ツール」のインストーラに、DLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.8。電子の妖精氏が報告を行った。「フレッツ・ウイルスクリア 申込・設定ツール ver.13.0およびそれ以前」および「フレッツ・ウイルスクリアv6 申込・設定ツール ver.13.0およびそれ以前」のインストーラには、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、意図しない実行ファイルを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2018-0563)が存在する。この脆弱性により、インストーラを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新のインストーラを使用するよう呼びかけている。