Avastは5月11日、「EternalBlue」の脆弱性が存在しているPCの使用率を調査し、その結果を発表した。これは、「WannaCry騒動」からちょうど一年となる5月12日に合わせて実施したもの。同社のセキュリティソフトのホームネットワークの脆弱性を調査する機能からのデータ(2018年3月時点)を対象としている。EternalBlueは、WannaCryやNotPetyaなどのランサムウェアが悪用する脆弱性。調査結果によると、全世界のWindowsベースのPCの約3分の1(29%)に、引き続きEternalBlueの脆弱性が存在していることがわかった。国別では、アゼルバイジャン、アルメニア、イエメンの3カ国が突出して多かったという。日本では11%のPCにEternalBlueの脆弱性が存在しており、同社では2017年5月12日から2018年4月1日までの間に、日本で155,972回の攻撃をブロックしたとしている。