独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月26日、サイトブリッジ株式会社が提供する、Ruby on Rails 上で動作するグループウェア「Joruri Gw」に任意のファイルをアップロードされる脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは3.5。株式会社神戸デジタル・ラボの馬場将次氏が報告を行った。「Joruri Gw Ver 3.2.0 およびそれ以前」には、任意のファイルをアップロードされる脆弱性(CVE-2018-0568)が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品のユーザによって、任意のファイルをアップロードされる可能性がある。また、サーバ上で PHP が実行可能になっている場合、PHPファイルをアップロードされることで、任意のPHPコードを実行される可能性もあるという。JVNでは、「サーバ環境から不要な機能を削除する」「設定を変更する」といった対策を呼びかけている。