独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月17日、株式会社ロックオンが提供するオープンソースのショッピングサイト構築システム「EC-CUBE」にセッション固定の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは4.2。製品利用者への周知を目的に、開発者が報告を行った。「EC-CUBE 3.0.0 から 3.0.15 までの複数のバージョン」には、セッション固定の脆弱性(CVE-2018-0564)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの第三者によるなりすましが行われることで、ログインしているユーザの権限で任意の操作を実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデート、もしくは開発者が提供する差分ファイルを適用してソースコードを更新するよう呼びかけている。