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2018.04.20(金)

暗号を民主化した男~64歳現役ハッカー15の未来予測

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2016年11月30日の本誌掲載記事「Philips Hue の電球に侵入する IoT ワーム」の元となった学術論文「IoT Goes Nuclear」の執筆者一覧に、インターネットで広く活用される暗号を開発した三名の学者の一人、Adi Shamir博士の名前が連ねられていたことに気づいた人は少なかったかもしれません。

現在広く利用されるRSA暗号は、MITの三名の学者 Ronald Rivest(ロナルド・リベスト)、Adi Shamir(アディ・シャミア)、Leonard Adleman(レオナルド・エーデルマン)によって1977年に開発され、三名のファミリーネームの頭文字が冠されています。

【R】ivest
【S】hamir
【A】dleman

昨春、日本国際賞の受賞式出席のため来日したワイツマン科学研究所 教授 アディ・シャミア博士がその記念講演においてとりわけ楽しそうに、いきいきと話をしていたのが、論文「IoT Goes Nuclear」の実証実験の様子でした。フィリップス製のスマート電球に感染し拡散するワームを開発、ドローンを飛行させ、名だたるIT企業が軒を連ねるイスラエルのとあるインテリジェントビル一棟をまるまる感染させるという、YouTubeにアップした動画をスクリーンに映しながら、嬉々として会場を見渡し、御年(おんとし)64歳(当時)の現役ハッカーぶりをまざまざと見せつけました。

博士が記念講演で語った、暗号の過去、RSA暗号開発秘話、そして博士がこれからの将来15年間に起こるであろう暗号とサイバーセキュリティに関する15の予測をレポートします。

《高橋 潤哉》

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