独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月30日、マイクロソフト社の「Windows 7 x64」および「Windows Server 2008 R2 x64」向けのパッチに脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.8。マイクロソフトが2018年1月にリリースした「Windows 7 x64」および「Windows Server 2008 R2 x64」向けのMeltdown対策パッチは、非特権ユーザ空間からのメモリアクセスを許可するビットを不適切にセットする脆弱性(CVE-2018-1038)が存在する。結果として、システムメモリのコンテンツを適切に保護することができず、当該製品上で非特権ユーザでコードを実行できる第三者によって、システムメモリ上の全てのコンテンツを読み出されたり、書き込まれたりする可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。