一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月14日、「Adobe Flash Player」の脆弱性(APSB18-05)に関する注意喚起を発表した。独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)も、「Adobe Flash Player の脆弱性対策について(APSB18-05)(CVE-2018-4919等)」を発表している。これはアドビ社の発表を受けたもの。この脆弱性が悪用されると、リモートからの攻撃によって任意のコードが実行される可能性がある。
対象となる製品とバージョンは、「Adobe Flash Player Desktop Runtime(28.0.0.161)およびそれ以前(Windows、Mac、Linux)」「Adobe Flash Player for Google Chrome(28.0.0.161)およびそれ以前(Windows、Mac、Linux、Chrome OS)」「Adobe Flash Player for Microsoft Edge and Internet Explorer 11(28.0.0.161)およびそれ以前(Windows 10 および Windows 8.1)」。
Internet Explorer 11 や Microsoft Edge では、Windows Updateなどで最新の Adobe Flash Player が更新プログラムとして提供される。Google Chrome は、Google Chrome のアップデート時に、Adobe Flash Player が更新される。アップデートを適用するまでの間は、脆弱性の影響を軽減するため、ブラウザ上でFlashを無効にしたり、Flashの表示を制限することも検討するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》