独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月5日、WoodyBellsが提供する「WinShot」および「JTrim」のインストーラに、DLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。いずれも橘総合研究所の英利雅美氏が報告を行った。CVSS v3によるBase Scoreはともに7.8。「WinShot 1.53a およびそれ以前(インストーラ版)」および「JTrim 1.53c およびそれ以前(インストーラ版)」のインストーラには、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定のDLLを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2018-0544、CVE-2018-0543)が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、インストーラを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、これらを新たに使用する際は、開発者が提供する情報をもとにZIP版をダウンロードし使用するよう呼びかけている。
PHP の GD ライブラリの imagecreatefromgif 関数における値処理不備によりサービス不能攻撃が可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2018.2.15 Thu 8:30