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2018.10.18(木)

工藤伸治のセキュリティ事件簿 シーズン 7 「アリバイの通信密室」 第13回「ふたりの吉沢」

「なにを言ってるんです? サムズブロスの社員が周りにいて、監視カメラにも映ってたはずじゃないですか」

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翌日、オレは身上調査の結果を持ってサムズワンズの山岡を訪ねた。

会議室に通されて、しばらく待つと山岡がやってきた。オレは身上調査報告書をぽんと山岡の前に置く。

「安心していい。あんたも含め、誰も特に問題はなかった」

「安心……自分については心配はしていませんでした。なにもやましいことはありませんから。しかし他の人物も問題なかったとなるとやっかいですね」

山岡は報告書をぱらぱらめくりながらつぶやいた。

「犯人は吉沢だ。アリバイは崩れた」

オレはにやりと笑って断言した。山岡が顔を上げる。

「本当ですか? いったい、どうやってアリバイを偽装したんです? だって、たくさんの社員が周りにいたんですよね。それに監視カメラも」

そうだ。吉沢のアリバイは完璧に見えた。だが、大事なことを見落としていた。

《一田 和樹》

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