独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月30日、株式会社プリンストンが提供するワイヤレスモバイルストレージ「デジ蔵 ShAirDisk」PTW-WMS1に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは9.8。三井物産セキュアディレクション株式会社の塚本泰三氏が報告を行った。「PTW-WMS1 用ファームウェア バージョン 2.000.012」には、アクセス制限不備(CVE-2017-10900)、バッファオーバーフロー(CVE-2017-10901)、OSコマンドインジェクション(CVE-2017-10902)、認証不備(CVE-2017-10903)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、リモートの第三者に当該機器に接続された共有ディスクにアクセスされ、情報を改ざんされたり、削除されたりするなど、さまざまな影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。
Microsoft .NET Framework における WSDL パーサでの値検証不備により遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2017.11.27 Mon 8:30