独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月30日、株式会社アークウェブが提供する、会員制サイトや予約サイト構築のための機能を提供するMovable Type用プラグイン「A-Member」および「A-Reserve」にSQLインジェクションの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.3。株式会社STNetの渡邉優太氏が報告を行った。影響を受けるシステムは次の通り。・A-Member 3.8.6 およびそれ以前(CVE-2017-10898)・A-Member for MTクラウド 3.8.6 およびそれ以前(CVE-2017-10898)・A-Reserve 3.8.6 およびそれ以前(CVE-2017-10899)・A-Reserve for MTクラウド 3.8.6 およびそれ以前(CVE-2017-10899)これらのバージョンには、SQLインジェクションの脆弱性(CVE-2017-10898、CVE-2017-10899)が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品を使ったページにアクセス可能な第三者によって、データベース内の情報を取得されたり、改ざんされたりする可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
Microsoft .NET Framework における WSDL パーサでの値検証不備により遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2017.11.27 Mon 8:30