独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月13日、有限会社フロッグマンオフィスが提供するショッピングサイト構築システム「CS-Cart日本語版」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは5.4。三井物産セキュアディレクション株式会社の小河哲之氏が報告を行った。「CS-Cart日本語版スタンダード版 v4.3.10 およびそれ以前(v2系、v3系は除く)」および「CS-Cart日本語版マーケットプレイス版 v4.3.10 およびそれ以前(v2系、v3系は除く)」には、XSSの脆弱性(CVE-2017-10886)が存在する。この脆弱性が悪用されると、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。JVNでは、日本国内の販売代理店であるフロッグマンオフィスが提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。