独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月1日、オープンソース・ソリューション・テクノロジ株式会社などが提供する「OpenAM(オープンソース版)」に認証回避の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは6.3。 オープンソース・ソリューション・テクノロジの岩片靖氏が報告を行った。「OpenAM(オープンソース版)」には、認証回避の脆弱性(CVE-2017-10873)が存在する。 SAML 2.0のIdPとして使用しているシステムにおいて、SPから送られてくる認証コンテキスト(AuthnContext)によって認証方式を切り替えている場合に、当該製品にログイン可能なユーザによって、一部の権限チェックを回避され、権限のないコンテンツにアクセスされる可能性がある。JVNでは、オープンソース・ソリューション・テクノロジが提供する情報をもとに、修正パッチを適用するよう呼びかけている。