独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月24日、k5n.usが提供する「WebCalendar」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは6.1。CVE-2017-10841は浅井健氏、CVE-2017-10840は浅井健氏およびNTTコミュニケーションズ株式会社の東内裕二氏が報告を行った。「WebCalendar 1.2.7 およびそれ以前」には、クロスサイトスクリプティング(CVE-2017-10840)、ディレクトリトラバーサル(CVE-2017-10841)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性により、当該製品にログインしているユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される、あるいは当該製品に管理者としてログイン可能なユーザによって、サーバ上の任意のファイルへアクセスされる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。