配布終了の航空自衛隊のスクリーンセーバーに任意コード実行の脆弱性(JVN) | ScanNetSecurity
2024.04.24(水)

配布終了の航空自衛隊のスクリーンセーバーに任意コード実行の脆弱性(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、航空自衛隊が提供するスクリーンセーバーのインストーラに、DLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月25日、航空自衛隊が提供するスクリーンセーバーのインストーラに、DLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.8。橘総合研究所の英利雅美氏が報告を行った。

航空自衛隊が提供する、いくつかのスクリーンセーバーのインストーラには、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定のDLLを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2017-2176)が存在する。この脆弱性により、細工されたDLLが何らかの方法で同一ディレクトリに配置されている場合に、インストーラを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。

JVNでは、同製品の配布はすでに終了しているため、インストーラーを使用しないよう呼びかけている。なお、すでにスクリーンセーバーをインストールしている場合は脆弱性の影響を受けない。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×