株式会社FFRIは5月8日、日本の自動車ソフトウェア標準化団体である、一般社団法人Japan Automotive Software Platform and Architecture(JASPAR)に5月1日付けで加盟したと発表した。JASPARは2004年9月に、高度化・複雑化する車載電子制御システムのソフトウェアやネットワークの標準化および共通利用による、開発の効率化と高信頼性確保を目指して設立されている。FFRIは、自動車のサイバーセキュリティに関する研究にもいち早く取り組み、日本発情報セキュリティ国際会議「CODE BLUE」などでもその研究成果を発表している。自動車のサイバーセキュリティの重要性はますます高まると予想され、新たな脅威が顕在化していることから、より積極的にこの分野の調査研究を深める必要があると考え、JASPAR加盟に至ったという。今後はJASPARにおける活動を通じ、自動車のサイバーセキュリティ分野で将来的に起こりうる脅威とその対策技術に関する研究活動をさらに推進していくとしている。