フォーティネットジャパン株式会社は4月20日、2016年第4四半期を対象としたグローバル脅威レポートの調査結果を発表した。ハイライトとして、「インフラのトレンドと脅威との関係性」「デジタル地下組織によって操られたArmy of Things(モノの軍隊)」「自動化された大規模攻撃のまん延」「今後も続くランサムウェアの脅威」「急増するエクスプロイト - 古くて新しい脅威」の5つを挙げている。特にIoTデバイスはサイバー犯罪者の攻撃ツールと化しており、攻撃者は乗っ取ったIoTデバイスによる「自分専用の軍隊」を組織しているという。また、Miraiのソースコードが公開された結果、ボットネットの活動はわずか1週間で25倍に急増し、2016年の終わりには125倍に増加した。IoT関連のエクスプロイト活用では、上位を家庭用ルータやプリンタのスキャンが占めているが、DVRやNVRが短期間で6倍に急増し、ルータを上回った時期もあったという。