独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月20日、wpdevelopが提供するWordPress用プラグイン「Booking Calendar」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは6.1。東京電機大学 情報通信工学科 暗号方式・暗号プロトコル研究室の高木智氏(CVE-2017-2151)、および浅井健氏(CVE-2017-2150)が報告を行った。「Booking Calendar 7.1 およびそれ以前」にはクロスサイトスクリプティング、の脆弱性(CVE-2017-2151)、「Booking Calendar 7.0 およびそれ以前」にはディレクトリトラバーサルの脆弱性(CVE-2017-2150)が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、当該製品を使用しているサイトにアクセスしたユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行されたり、リモートの第三者によって当該製品の管理範囲を超えてサーバ上のファイルにアクセスされる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。