独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月18日、IBMが提供する「IBM Lotus Domino Server」に、バッファオーバーフローの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは8.8。現時点で有効な対策方法は公開されていない。「IBM Lotus Domino Server 9.0.1FP8 およびそれ以前」のIMAPサービスには、EXAMINE コマンドにスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在する。この脆弱性により、当該製品にログインしたユーザが送信した、細工された IMAP EXAMINEコマンドを処理することで、Domino IMAP サーバの権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、「Enhanced Mitigation Experience Toolkit(EMET)」を適用することで、本脆弱性の影響を軽減できるとしている。