株式会社カスペルスキーは4月13日、2016年の金融関連のサイバー脅威に関する同社のレポート「金融に対するサイバー脅威の状況:2016年」において、同社Kaspersky Labが行った金融関連のサイバー脅威の動向分析について発表した。Kaspersky Labのアンチフィッシング技術は2016年、Windowsマシンからさまざまな種類のフィッシングページへのアクセスを約1億5,500万件検知し、ブロックしたという。アクセスを試みたフィッシングページのうち、47.48%が金融関連で、前年から13.14%増加した。内訳は、オンラインバンキングに関連がもっとも多く25.76%を占めた。前年から8.31%の増加となっている。決済システムは11.55%で同3.75%の増加、オンラインショッピングは10.17%で同1.09%の増加となっている。