独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月10日、有限会社フロッグマンオフィスが提供するショッピングサイト構築システム「CS-Cart日本語版」にアクセス制限不備の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは5.3。三井物産セキュアディレクションの廣田一貴氏が報告を行った。「CS-Cart日本語版スタンダード版 v4.3.10 およびそれ以前」「CS-Cart日本語版マーケットプレイス版 v4.3.10 およびそれ以前」には、アクセス制限不備の脆弱性(CVE-2017-2143)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの第三者によって、他のユーザが注文した商品に対して返品申請を実施される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートするよう呼びかけている。