独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は3月31日、「産業サイバーセキュリティセンター」を4月1日に発足すると発表した。これは近年、海外において他の国家などからなされるサイバー攻撃により、重要インフラ・産業基盤の安全が脅かされる事案が発生していることから、日本の経済・社会を支える重要インフラや産業基盤のサイバー攻撃に対する防御力を抜本的に強化することを目的としたもの。産業サイバーセキュリティセンターでは、「人材育成事業」「実際の制御システムの安全性・信頼性検証事業」「攻撃情報の調査・分析事業」の3つを基本事業とする。人材育成事業においては、「中核人材育成プログラム(仮称)」と「短期プログラム」の2つのプログラムを提供。模擬プラントを用いた演習や、攻撃防御の実践経験、最新のサイバー攻撃情報の調査・分析等を通じて、社会インフラ・産業基盤へのサイバーセキュリティリスクに対応する人材・組織・システム・技術を生み出していくとしている。
ハッカーによる乗っ取りの脅威:あなたの自動車のセキュリティは、Adobe Flash 並に劣悪~上院「自動車メーカーは前を見ず、暗号化を冷遇し、あなたの個人情報を吸い上げる」(The Register)2015.2.25 Wed 8:30