BBソフトサービス株式会社は3月27日、「インターネット詐欺リポート(2017年2月度)」を発表した。本レポートは、同社の「Internet SagiWall」が検出・収集した危険性の高いネット詐欺サイトの数やカテゴリーなどを分析したもの。これによると、2月のインターネット詐欺サイトの検知数は1,061,442件で、前月より25.8%減少した。内訳は、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが85.48%、フィッシング詐欺サイトが12.97%、マルウェア感染サイトが0.54%、ボーガスウェア配布サイトが0.73%、ぜい弱性悪用サイトが0.28%を占めていた。OSごとのネット詐欺種類別検知率では、ワンクリック・不当請求詐欺サイトの割合がWindowsで22.87%、Androidで88.20%、iOSで71.52%となっている。また2月度は、ひな祭り関連商品や新生活関連商品などの偽販売サイトが多数確認されたが、今回は例年より早い段階で登場している。商品の多様化も顕著になっており、新社会人や学生をターゲットとしたスーツや家電製品、家具、子供を持つ親をターゲットとしたランドセルや文房具などが見られた。偽販売サイトは、正規ECサイトが行うセールなどのタイミングに合わせて作られることが多く、Webサイトをしっかり確認して購入することが必要としている。