イー・ガーディアン株式会社は3月9日、人工知能型投稿監視システム「E-Trident」に企業メールの監視サービスを同日より追加したと発表した。同システムには、監視対象データに対して、指定した文言やパターンの検索を自動的にフィルタリングする機能がある。同社では、反社チェックなどの監視サービスを提供するリアル・レピュテーション・リサーチやサイバーセキュリティ関連サービスを提供するHASHコンサルティングなどのグループ会社で培ったデータベースも活用し、炎上・情報漏えい・内部不正・産業スパイ等、重大なリスクで頻発するワードの選定から実際の投稿監視まで一貫して行ってきた。今回、新たに「Microsoft Outlook」や「Gmail」などの企業メールをE-Tridentの監視対象として追加した。これまでSNSやWebサイト、ブログなどを対象としてきた検知・抽出機能を、クローズドである社員のメールにまで対応の幅を広げることで、たとえば、悪意のある社員による情報漏えいや、上司や同僚などに送る「転職サービス名」「体調不良を訴える言葉」などを検知でき、企業がメンタルヘルスに関するリスクをより早く把握できるようになる。