株式会社カスペルスキーは2月24日、Kaspersky Labのグローバル調査分析チーム(GReAT)のセキュリティリサーチャーが、Miraiマルウェアの拡散を目的としWindows環境下で動作するマルウェアを解析していると発表した。これは、GReATがMiraiボットネット閉鎖に向けたCERT、ホスティングプロバイダなどとの取り組みの中で発見したもの。総当たり攻撃でTelnet接続ができた場合に、感染したWindowsプラットフォームから脆弱なLinuxベースのIoTデバイスにMiraiマルウェアを配信するという、動作は限定的であるものの、経験豊富な開発者により作成されているとみられ、Miraiをベースとした攻撃の今後の利用と標的に関して、憂慮すべき可能性があるとしている。同社の調査では、2017年だけで約500システムへの攻撃を確認している。