独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月9日、Webminが提供するWebベースのシステム管理ツール「Webmin」に、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは6.1。三井物産セキュアディレクション株式会社の米山俊嗣氏がIPAに報告した。「Webmin バージョン 1.830 より前のバージョン」には、エラーページの出力処理およびデータベース編集機能に複数のXSSの脆弱性(CVE-2017-2106)が存在する。この脆弱性が悪用されると、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。