独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は1月23日、「IPAテクニカルウォッチ『ランサムウェアの脅威と対策~ランサムウェアによる被害を低減するために』」を公開した。現在主流となっている、ファイルを暗号化して復号するために金銭を要求するランサムウェアに関する、一般的な脅威と対策をまとめたレポートとなっている。PDFファイルで無償でダウンロードし利用できる。同レポートは、「ランサムウェアの脅威」「IPAに寄せられたランサムウェアの感染事例」「ファイル暗号化型ランサムウェアへの対策」の3章で構成される。ランサムウェアの脅威では、ランサムウェアのタイプや種別、暗号化、感染時の影響範囲、感染経路などがまとめられており、感染事例には「Locky」を取り上げている。対策では、感染しないための対策、感染に備えた対策、バックアップに使用する装置や媒体などがまとめられている。