独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月1日、株式会社ソニーが提供する複数のビデオ会議システムに認証不備の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは5.3。「PCS-XG100」「PCS-XG100S」「PCS-XG77」「PCS-XG77S」「PCS-XC1」の初期設定で存在する一般ユーザ権限のアカウントのなかには、パスワードなしでログイン可能なアカウントが存在する。この問題は、第三者によって、同一サブネット内から当該製品にログインされる可能性があり、結果として当該製品を管理者権限で操作される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアを最新版へアップデートするよう呼びかけている。