「Apache Tomcat」のアップデートを公開、コード実行の脆弱性など修正(JVN) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

「Apache Tomcat」のアップデートを公開、コード実行の脆弱性など修正(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、「Apache Tomcat」に複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月24日、「Apache Tomcat」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。これはThe Apache Software FoundationがApache Tomcat向けのアップデートを公開したことを受けたもの。

影響を受けるのは、「Apache Tomcat 9.0.0.M1から9.0.0.M11まで」「Apache Tomcat 8.5.0から8.5.6まで」「Apache Tomcat 8.0.0.RC1から 8.0.38まで」「Apache Tomcat 7.0.0から7.0.72まで」「Apache Tomcat 6.0.0から6.0.47まで」。なお、これら以前のサポート対象外となってるバージョンも本脆弱性の影響を受ける可能性がある。

公開されたアップデートにより修正される脆弱性は、HTTPレスポンスの改ざん(CVE-2016-6816)、サービス運用妨害(DoS)(CVE-2016-6817)、任意のコード実行(CVE-2016-8735)。想定される影響は各脆弱性により異なるが、情報漏えい、DoS、任意のコード実行などの可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。最新のバージョンは次の通り。「Apache Tomcat 9.0.0.M13」「Apache Tomcat 8.5.8」「Apache Tomcat 8.0.39」「Apache Tomcat 7.0.73」「Apache Tomcat 6.0.48」。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×