独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月22日、NTP.orgが提供するNetwork Time Protocol daemon(ntpd)に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは7.5。「ntp-4.2.8p9 より前のバージョンのntp-4 系」には、NULLポインタ参照、無制限なリソース消費、不十分なリソースプール、不適切な入力確認、同一ポートに複数のソケットをバインドする問題、計算の誤りなど、複数の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によってDoS攻撃を受けるなどの可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。