Linux カーネルにおいて競合状態制御の不備により権限を昇格されてしまう脆弱性 (Dirty Cow) (Scan Tech Report) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2018.01.24(水)

Linux カーネルにおいて競合状態制御の不備により権限を昇格されてしまう脆弱性 (Dirty Cow) (Scan Tech Report)

脆弱性と脅威 エクスプロイト

◆概要
バージョン 2.x 系および 3.x 系に、Linux カーネルのサブシステムに含まれる競合状態制御の不備を悪用して、権限昇格が可能となる脆弱性が報告されています。脆弱性を悪用することにより、攻撃者はシステムの全権限を掌握することが可能となります。カーネルのバージョンをアップグレードすることにより、当該脆弱性に対策することを推奨します。
----------------------------------------------------------------------
◆分析者コメント
当該脆弱性の影響を受ける Linux カーネルは、最新版よりも数年前にリリースされた古いものとなっているため、常に最新の状態へのアップグレードを心掛けている Linux 端末が当該脆弱性の影響を受ける可能性は低いと考えられます。しかし端末がサーバ機である場合、運用面の問題でカーネルのアップグレードが難しく、古いカーネルを用いている可能性が高いため、当該脆弱性の影響範囲は世界的に広いと考えられます。GitHub などには当該脆弱性に対するエクスプロイトコードが 10 種類以上公開されており、世界的に高い関心を集めている脆弱性であると考えられるため、攻撃者が対象ホストへの侵入に成功した際には当該脆弱性を悪用して管理者権限の奪取を試みる可能性が高いと考えられます。Linux 機を利用しているユーザはカーネルのバージョンをアップグレードすることにより、当該脆弱性に対策することを推奨します。
《株式会社ラック サイバー・グリッド研究所》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×