株式会社ラックは11月7日、ヤフー株式会社(Yahoo! JAPAN)が社内研修として実施した大規模なサイバーセキュリティ演習「Hardening」の運営と技術支援に協力したと発表した。Yahoo! JAPANでは、さらなるセキュリティ対応体制の強化により顧客保護や事業継続性を高めることを目的に、全社を巻き込む大規模な社内研修としてHardeningを実施した。ラックは、2014年に社内の有志が、サイバー攻撃を受ける側の視点でセキュリティ対応を行う演習プログラム「ラック サバイバル チャレンジ」を開発し、社内向け研修に活用した。今回Yahoo! JAPANが実施したHardeningはこの研修が基礎となっており、一般的に実施されるサイバーセキュリティ演習に、Yahoo! JAPAN独自のシナリオとして顧客対応や報道対応など、実際のビジネスに近づけたものとなり、極めて実践的な研修となったとしている。今回のHardeningは、ラックが他社の社内研修へ協力した初めての取り組みとなる。同社では、セキュリティ人材の育成を必要としている企業に、Hardeningを研修として取り入れることで、日本のセキュリティ対策を高めるための取り組みを続けていきたいとしており、来年度より正式なサービス化を進めていくとしている。