独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月19日、Evernoteが提供するクラウドサービス「Evernote」のWindows版クライアントソフトのインストーラに脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは7.8。「Evernote for Windows 6.3より前のバージョン」のインストーラには、DLLを読み込む際の検索パスが原因で、意図しないDLLを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2016-4900)が存在する。この脆弱性により、インストーラを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新のインストーラを使用するよう呼びかけている。