独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月18日、AsusTek Computer Inc.が提供する無線LAN中継器である「ASUS RP-AC52」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは8.8。現時点で対策方法は公開されていない。「ASUS RP-AC52 ファームウェアバージョン 1.0.1.1s およびそれ以前」には、クロスサイトリクエストフォージェリ(CVE-2016-6557)およびコマンドインジェクション(CVE-2016-6558)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性により、同製品のWebインタフェースにログインしているユーザが細工されたリンクをクリックすることで、設定の変更などの意図しない操作をさせられる可能性がある。JVNではワークアラウンドとして、同製品のWebインタフェースにログインしている間は他のサイトにアクセスしないことで、同脆弱性の影響を軽減できるとしている。