株式会社日立製作所(日立)は9月23日、金融機関システムとFinTechサービスのセキュアなデータ連携を実現する「金融API連携サービス」を、国内の金融機関向けに9月26日より販売開始すると発表した。金融機関は、同サービスを利用することで、利用者がインターネットバンキングのID、パスワードなどの認証情報をFinTechサービス上に登録することなく、預金口座残高や入出金明細などのデータをFinTechサービス企業とセキュアにやり取りすることが可能になる。金融機関とFinTechサービス企業の間では、FinTechサービスの利用に必要なデータのみをやり取りするため、インターネットバンキングシステムへの負荷を軽減できる。また、インターネットバンキングの画面仕様の変更に伴う、FinTechサービス企業側でのメンテナンス作業が不要になるため、データ連携が停止することなく継続的な機能提供が可能になる。なお、同サービスは国内の金融機関向けの「銀行API連携サービス」と、日立のインターネットバンキング共同センタサービス「FINEMAX」に加盟する金融機関向けの「FINEMAX API連携サービス」が用意される。