IBMセキュリティーは8月3日、内部関係者(従業員、契約社員、パートナーなど)の資格情報やシステムが、サイバー犯罪者に侵害されていないかを判断する「IBM QRadar」の新しいアプリ「IBM QRadar User Behavior Analyticsソリューション」を発表した。これは、同社が7月27日に米国で発表したリリースの抄訳。IBM QRadarのセキュリティ・インテリジェンス・プラットフォームの機能を拡張し、内部関係者による潜在的な脅威を早急に可視化することで、企業への被害の拡大を抑えることができるとしている。IBM QRadar User Behavior Analyticsソリューションは、「IBM Security App Exchange」を通じて無償で提供されるもので、単一プラットフォーム上でセキュリティ・イベントおよびデータを分析、管理が可能。セキュリティ・アナリストは、QRadarが検出するその他の侵害の指標と突き合わせてユーザ行動を識別し、精査できる。また、スコアにより不正を働きそうな内部関係者や、なりすましを行おうとするサイバー犯罪者の双方を識別する「リスク分析プロファイル」や、行動分析ダッシュボードといった機能が提供される。