NTTソフトウェア株式会社は7月27日、メール誤送信防止ソフトウェアの新バージョン「CipherCraft/Mail 7」を9月30日より発売すると発表した。価格は、永年ライセンス購入(50ユーザ/245,000円から)と年間サブスクリプション(50ユーザ/80,000円から)を用意している。同社は2003年よりメール誤送信防止ソフトウェアを販売しており、その中で多くの顧客のインシデント情報を収集し、誤送信を起こしやすい人間の行動パターンを抽出してきたという。新バージョンでは、ヒューマンエラーを起こしてしまう人間の特質を理解した上での対策が重要であるとし、人間工学の考え方を取り入れたという。まず知覚の観点から、誤送信をしてしまいがちな重要な項目のみに視線を集めるために確認画面での情報量を最小限にし、文字サイズ、太字などの強調表現を適切に使用することで視覚的に確認しやすいデザインに変更した。また、無意識な思い込みによる誤送信を排除するため、送信履歴と比較し、初めて送る宛先には送信時のボタンを警告色に変えることや、メールアドレスのドメインから判断して宛先が同じ会社であればまとめて表示するようにしている。さらに、毎回確認画面を表示することに対する慣れを防ぐため、誤送信のリスクを自動的に判断し、リスクの高い場合のみ確認画面を表示するようにしている。