国家機関発行の身分証明書や運転免許証等の印刷にも対応するプリンタを発売(HID Global) | ScanNetSecurity
2024.04.18(木)

国家機関発行の身分証明書や運転免許証等の印刷にも対応するプリンタを発売(HID Global)

 ASSA ABLOY(アッサ・アブロイ)グループのHID Global(エイチアイディー・グローバル)は、政府機関や地方自治体、大学、企業、医療機関など、大量のIDカードの発行を必要とする組織向けに、2種類のIDカードプリンター/エンコーダ発売を発表し、

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 ASSA ABLOY(アッサ・アブロイ)グループのHID Global(エイチアイディー・グローバル)は、政府機関や地方自治体、大学、企業、医療機関など、大量のIDカードの発行を必要とする組織向けに、2種類のIDカードプリンター/エンコーダの発売を発表し、15日まで東京ビッグサイトで開催された「第11回オフィスセキュリティEXPO」にて実機の展示を行った。

 例えば、大学などでは毎年、何千枚の学生証を発行する必要があるが、学内のさまざまな施設を利用するためのキーが代わりになったり、身分証明書の代わりとなる学生証は、一定以上のセキュリティレベルが求められる。当然、容易に偽造できてしまうような仕様では、さまざまな弊害が出てきてしまう。

 そうしたセキュリティ面での課題をクリアしつつ、コスト面でも従来のIDカードプリンター/エンコーダより安価で導入できるのが、今回発表された、「FARGO(R)DTC5500LMX」と「FARGO(R)HDP5600」となる。

 「FARGO(R)DTC5500LMX」は、IDカードの最終加工に行われるラミネート処理にかかる消耗品のコストを従来品から40%削減。また、プリンター自体の消費電力も60%削減しているとのこと。結果として、環境に配慮し、利用者の利便性も向上させたIDカードの印刷が可能になるという。

 一方、「FARGO(R)HDP5600」は、従来型のプリンターが300dpiの解像度だったのに対して、2倍の600dpiに対応。小さな文字も鮮明に印刷できるので、真贋判定用のマイクロ文字なども入れることも可能だ。

 いずれの製品も、企業のIDカード、国家機関発行の身分証明書、運転免許証、政府機関向けのIDカードの印刷に対応する仕様となっている。

 なお、価格に関しては非公開となっているが、市場に流通する近いスペックのIDカードプリンターと比較した場合は、3~4割ほど安い価格設定になっているそうだ。販売に関しては、HID Globalの正規代理店を通じて日本市場に展開される。

セキュアなIDカードの作成が可能なプロ仕様のカードプリンター

《防犯システム取材班/小菅篤@RBB TODAY》

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