独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月13日、BPG画像フォーマットを扱うライブラリである「libbpg」にメモリ境界外への書き込みを行う脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは6.3。現時点で対策方法は公開されていない。「libbpg 0.9.5 から 0.9.7 まで」には、適切なチェックを行っていないことが原因で、メモリ協会外への書き込みを行う脆弱性(CVE-2016-5637)が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたBPGファイルを処理することでDoS攻撃を受けたり、任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、ImageMagick のユーザはImageMagickセキュリティポリシーを変更することで、本脆弱性の影響を軽減できるとしている。