このように、フィッシングメールにランサムウェアが仕込まれているケースは世界的に増加しており、「PHISHME」が6月上旬に公開したレポート「Phishing and Ransomware Threats Soared in Q1 2016」によると、フィッシングメール全体の93%にランサムウェアが添付されていたという。フィッシングメールそのものも急増しており、2016年第1四半期で630万通、前四半期から789%の伸びを示した。ランサムウェアは被害者が身代金を支払いやすい傾向があり、犯罪者も「より金払いのいい」ターゲットを探すことが最初の仕事になっているという(キヤノンITS:ESETブログ)。