Messengerにエンドツーエンドの暗号化機能を実装(Facebook) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

Messengerにエンドツーエンドの暗号化機能を実装(Facebook)

Facebookは現地時間8日、同社公式ブログを更新し、Messengerにエンドツーエンドの暗号化機能「secret conversations」を実装したことや、メッセージの公開時間制限機能を追加したと明かした。

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 Facebookは現地時間8日、同社公式ブログを更新し、Messengerにエンドツーエンドの暗号化機能「secret conversations」を実装したことや、メッセージの公開時間制限機能を追加したと明かした。すでに、これらの機能は一部のユーザーに提供が開始されており、今夏より、提供範囲を拡大していく見込み。

■エンドツーエンド暗号化の恩恵

 エンドツーエンド暗号化とは、メッセージが発信元で暗号化され、受信元で復元されることを指す。

 銀行の暗証番号を忘れた際に親族に聞いたり、センシティブな会話をしたりすることがあると思うが、こうした際に役立つ。

 今回、Messengerで実装された「secret conversations」はユーザーが選択をすれば同機能を利用することが可能となっている。注意として、秘密の会話は1つのデバイス上だけで利用可能。タブレット、デスクトップコンピュータや携帯電話などのデバイスで、会話を引き継ぐことはできない。また、GIFや動画、リッチコンテンツは送信できない。

■メッセージの公開時間制限

 メッセージの公開時間の制限もできるようになった。「secret conversations」で行ったいわば“秘密の会話”は、できれば画面上にいつまでも残しておきたくないものだが、この機能を使えば一定時間が経過した時点で、会話内容を消去することができる。

 選択可能なタイマーは5秒/10秒/30秒/1分/5分/10分/30分/1時間/6時間/12時間など(オフの選択も可能)。

 先述の通り、すでに一部ユーザーには機能が開放されているが、現在はあくまで“テスト”の段階であり、今後機能に関するフィードバックを収集して、パフォーマンスを測定しながら、この夏から順次機能を開放していくとしている。

Facebook Mesengerに、エンドツーエンド暗号化機能!暗証番号などシークレットな会話が可能に

《Tsujimura@RBB TODAY》

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