SNSのアカウントが乗っ取られたという話は最近よく聞くが、さすがにこの人のアカウントが乗っ取られたというのは穏やかでない。FacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏のTwitter/Pinterestアカウントがハッキングされたようだと、海外メディアを中心に話題になっている。 ザッカーバーグ氏のアカウントをハッキングしたのは、「Ourmine」を名乗るハッカー集団。同氏はここ数年、Twitterを利用していないが、突如として「乗っ取り」を示すツイートが投稿された。 ツイートの内容は、「Ourmine」が今回のハッキング実績を誇示するもので、他のユーザーに直接被害を及ぼす内容ではなかったが、FacebookのCEOという立場上、乗っ取り被害に遭ってしまったというのは恥ずかしい話であるし、企業の名前に泥をぬりかねない。 すでに該当のツイートは削除されているが、同様の被害は、Pinterestアカウントでも起こっていたとされ、同氏の情報管理やセキュリティ管理の甘さを露呈してしまった。 なお、今回のハッキング被害について、ザッカーバーグ氏は特にコメントを発していないが、ハッカー集団「Ourmine」によるツイート内容には、先日大規模な流出被害を公表したLikedinのデータベースに同氏のパスワードも存在していたと記載されている。 反面教師ではないが、今回の事案を重く受け止め、SNSをはじめとしたセキュリティやアカウント情報の管理には我々も気をつけたいところだ。