独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月8日、LINE株式会社が提供する「LINE PC版(Windows版)」に、DLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは7.8。「LINE PC版(Windows版) ver 4.7.0 およびそれ以前」「LINE PC版(Windows版) インストーラ ver 4.7.0 およびそれ以前」には、複数の機能においてDLLを読み込む際の検索パスに問題があり、意図しないDLLを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2016-4831)が存在する。この脆弱性により、プログラムを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。開発者によると、脆弱性への対応は完了しており、製品の使用時にシステム側で自動的にアップデートが適用されるとしている。