独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月27日、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)および西日本電信電話株式会社(NTT西日本)が提供する「ひかり電話ルータ」および「ひかり電話対応機器」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは7.1。NTT東日本が提供するひかり電話ルータ「PR-400MI」「RV-440MI」「RT-400MI」(ファームウェア Ver. 07.00.1006 およびそれ以前)、およびNTT西日本が提供するひかり電話対応機器「PR-400MI」「RV-440MI」「RT-400MI」(ファームウェア Ver. 07.00.1005 およびそれ以前)には、クロスサイトリクエストフォージェリ(CVE-2016-1228)の脆弱性、OSコマンドインジェクション(CVE-2016-1227)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、当該製品にログインした状態のユーザが細工されたページにアクセスした場合に、意図しない操作をされたり、当該製品の管理画面にログイン可能なユーザによって、当該製品上で任意のOSコマンドを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報を元にファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。