トレンドマイクロ株式会社は5月30日、総合セキュリティソフト「ウイルスバスター クラウド」の次期バージョンのWindows向けベータ版を同日公開したと発表した。これは、製品のリリース前に一般ユーザの環境でベータ版を一定期間試用することで、動作に支障がないかなどを確認することを目的としたもの。利用したユーザからのフィードバックは、今後の製品開発に反映される。本ベータ版では、日本国内で被害が増加しているランサムウェア対策と脆弱性対策を強化した。挙動監視機能の強化により、未知のランサムウェアがファイルを暗号化する動きを検知して、自動的にファイルを復元することでユーザのデータを保護する機能を搭載した。また脆弱性対策では、Webサイトから脆弱性を突いて攻撃するスクリプトをブロックするブラウザガード機能や、スキャン時に脆弱性の修正を促すシステムチューナー等を搭載した。5月30日から6月20日までがベータ版アンケートの回答期限となり、ベータ版プログラムは7月31日まで利用可能。申し込みはベータ版専用ページで行い、アンケート回答者の中から抽選で200名に3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされる。