独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月27日、株式会社バッファローが提供する複数の無線LANルータ製品に情報漏えいおよびディレクトリトラバーサルの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは6.5。「WZR-S600DHP ファームウェア Ver.2.16 およびそれ以前」「WZR-600DHP3 ファームウェア Ver.2.16 およびそれ以前」には、情報漏えい(CVE-2016-4816)およびディレクトリトラバーサル(CVE-2016-4815)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、リモートの第三者によって当該製品の認証情報などを取得されたり、当該製品にアクセス可能な第三者によって、機器内の任意のファイルを取得される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。