独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月18日、Chef Software, Inc.が提供する「Chef Manage」(旧称:opscode-manage)にリモートから任意のコードを実行される脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは9.8。「Chef Manage アドオン version 1.11.4 およびそれ以前」は、ユーザから渡された Cookie を適切に検証することなくデシリアライズすることが原因で脆弱性(CVE-2016-4326)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの第三者から送られた、細工された Cookie を当該製品がデシリアライズすることで、Webサーバの権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。